今日のひとことWeb版
クラウドに「スープ」の絶妙な味を!
2015/02/25 15:26
麺、スープ、玉子――。考えてみると、ラーメンはもともと、差異を明確しにくい「低付加価値」の食べ物といえるでしょう。しかし、名店で修行した若手が独立して、自分の店を開くことが多くなっている事情もあって、ラーメンの材料や調理法、店舗のつくりに多様性が生まれてきています。そのおかげで、かつては「シンプル」だったラーメンが「凝った」食べ物に変わり、玉子を入れて1000円前後もする「高付加価値」の食べ物になったのです。
IT業界では、クラウドの普及が本格化していますが、ラーメンと同じように、(価格以外での)差異化が難しいクラウドインフラにいかに「価値」を付加するかが、案件を獲得するうえでの課題になっています。
そんななかにあって、注目を浴びているのは、ビッグデータです。インフラにデータ解析ができるツールを加えることによって、クラウドを「凝った」商材として展開する動きがみられるようになってきたのです。(ゼンフ ミシャ)
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経済産業省 クラウドとビッグデータで新たな領域を拓く
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