今日のひとことWeb版
脱ゆでガエル
2015/02/04 15:26
容易に予想し得るリスクとしては、2020年までに需要を先食いしてしまって、それ以降、一気に市場がシュリンクしてしまう可能性があります。まさに、絵に描いたような「ゆでガエル」。多くのITベンダー経営者は、これを見越して今から手を打とうとしているわけですが、成果を出しつつ着実な取り組みを進めている企業はそれほど多くない印象です。
富士通グループ最大規模のソフト開発会社である富士通システムズ・イーストは、ゆでガエル状態を回避するために、まさに今もがいている最中。石川享社長は、痛い目にあいながら経験を積んでいくことが将来のために絶対に必要だと熱く語ってくれました。危機が目の前に迫らなければ本気を出せないのが人間の性というものかもしれませんが、それではいけないと、自戒を込めて痛感した取材でした。(本多和幸)
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