駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>中国版セグウェイはブームになるか

2015/01/22 19:46

週刊BCN 2015年01月19日vol.1563掲載

 最近、上海市の公道で、これまで目にしなかった光景をちらほら目にするようになった。「セグウェイ」のような立ち乗り電動二輪車である。珍しいので、通行人の視線はくぎ付け。ときには、さらに珍しい立ち乗り電動一輪車を見かけることもある。

 上海高島屋では、何種類かの立ち乗り電動二輪車を販売している。価格は1万~2万元ほど。目をむくほど高価というわけではない。

上海の公道で立ち乗り電動二輪車を運転する子ども

 しかし、立ち乗り電動二輪車が広く普及していくとは考えにくい。日本では道路交通法上、公道走行が禁止されており、空港での警備利用など、用途が限定されている。中国も同様で、上海市では法に抵触するとして、公道で乗り回す者に最高50元の罰金を科す動きがみられる。

上海高島屋では複数種を販売している
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