駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国

<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>ハイテク生もの自動販売機

2015/01/08 19:46

週刊BCN 2015年01月05日vol.1561掲載

 上海・静安寺エリアで、非常に珍しい自動販売機を見つけた。缶ジュースなど、飲料の販売機ではない。食べ物の販売機だ。それも、販売しているのはスナックやカップ麺といった賞味期限が長いものではない。生肉や生野菜、生卵、生魚と、生ものを専門に扱っているのだ。

 この自動販売機、単に生ものを販売していることだけが珍しいのではない。ハイテクなのだ。タッチパネルで操作できることはもちろん、支払方法が現金だけでなく、近年、中国で急速に普及しているオンライン決済サービス「アリペイ(支付宝)」に対応している。

 この“ハイテク生もの自動販売機”は、設置されたのが最近らしく、通行人は物珍しそうに見入っていた。今後、普及していくのだろうか。賞味期限の短い生ものだけを取り扱っているので、少なくとも通常の自販機よりは、商品入れ替えの手間がかかることは間違いない。

生ものを扱う自動販売機。支払いはオンライン決済サービス「アリペイ」に対応
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