今日のひとことWeb版
2020年問題
2014/12/25 15:26
2015年は金融系の大型案件が継続し、マイナンバー対応、医療・介護対応といった公共案件が好調に推移する見通しです。とはいえ、裏を返せばこうした大型案件が収束すれば、今度は人余りが一気に表面化する恐れがあるというのです。
産業分野は、すでにクラウドへの移行やサービス型のアプリケーションを活用する動きが先行していることを考えれば、旧態依然とした手組みのソフト開発は東京五輪開催の「2020年を待たずして息切れする」(大手SIer幹部)と2020年問題が前倒しになる可能性を指摘する声もあるほど。
主要SIerが2020年を見据えて十分な準備ができているかといえば、そうもいい切れません。現状のまま2020年を迎えるとなると、リストラや脱落するプレーヤーが出てくるのは避けられないでしょう。「2020年はまだ先」と、安穏と構えている時間はなさそうです。(安藤章司)
【記事はこちら】
SIerが考えておくべき二つの大きな潮流
ネットコマース 代表取締役CEO 斎藤昌義
- 1