駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国
<駐在記者・真鍋武が体験したリアルな中国>待ち時間を楽しませる工夫
2014/12/18 19:46
週刊BCN 2014年12月15日vol.1559掲載
席に着いてくつろぎながら動画に夢中になっていると、2分ほどたって、端末が激しく振動し始めた。どうやら、注文したカプチーノができ上がったようだ。注文品の受け取りカウンターに向かうと、端末と引き替えにカプチーノを手にすることができた。
中国では、ショッピングモールのフードコートなどで料理を注文した際、でき上がりを知らせてくれる振動型の端末を渡されることが多い。カフェで私が手にした端末「CALL MEDIA」は、通知してくれるだけでなく、動画を映して待ち時間の退屈さをまぎらわせてくれる。上海に住んで9か月の私だが、動画機能つきのITツールは初めて見た。これから飲食業界に普及していくのかもしれない。
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