日本では、最近かなり気温が低下しているようですが、上海も先週あたりから、かなり冷え込んできました。日中でも気温は10°Cに達しません。これまで、自宅ではTシャツ一枚と短パンで過ごしてきた私ですが、さすがに耐えられそうにないので、厚手のパジャマを買いに出かけました。
しかし、以前ここで書いた通り、上海の物価は安くありません。加えてこの円安。12月11日の為替レートは、1元あたり約19円です。ユニクロで探したパジャマは、上下合わせて合計で398元でしたので、円換算では約7600円です。こんなパジャマを購入できるほど私は裕福ではないので、購入を見送りました。
私の場合は日本に帰国した際に購入すればいいのですが、中国でオフショア開発やBPOを手がけるIT企業にとって、今の為替レートはまさに恐怖。中国国内の人件費も高騰していますし、利益のねん出は困難になる一方です。この苦境をどのように乗り越えようとしているのか、対日アウトソーシングの中心地域として発展してきた大連のIT企業を取材しました。(上海支局 真鍋武)
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大連の今 揺れ動く対日アウトソーシングの聖地メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.12.12」より