中国の居留証の有効期限が12月末に切れるので、更新の手続きに上海市出入境管理局に行きました。管理局には、私と同じく、居留証の更新にやってきたとおぼしき外国人が相当数いて、嫌な予感がしました。
案の定、管理局の担当者に渡された受付番号を見ると、「195」と書かれていました。そのとき電光掲示板に表示されていた受付中の番号は「144」。つまり、私の番まであと50人でした。午前11時頃でしたが、昼休みなのでしょうか、窓口は全部で19あるのに、二つしか稼働していません。結局、私の番がやってきたのは、管理局に到着した2時間後でした。
日本でも、医療機関で診療までに長時間待たされるケースはありますが、待ち時間を退屈させないためにテレビや雑誌を設置したり、待ち時間の短縮のために、ITを活用した予約システムを構築したりするなど、工夫を凝らしています。出入境管理局も、こうしたサービス向上に向けた努力をすれば、これから中国で生活する外国人の印象をよくすることができるのになあ、と思います。(上海支局 真鍋武)
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芝ソフト上海法人、オフショア開発事業を縮小、血液分析システムに活路メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.12.5」より