北斗七星
北斗七星 2014年10月13日付 vol.1550
2014/10/16 15:38
週刊BCN 2014年10月13日vol.1550掲載
▼もし、昔ながらのウォーターフォール方式で開発するとしたら、まず要件を決めてコストを見積もり、開発人員を招集する。その間、アプリは新OSに対応できないまま放置。ユーザーは不満を抱いて他へ逃げてしまうかも知れない。スマートデバイス時代のアプリ開発は、アジャイルやデブオプスのような、開発を継続するタイプの手法を使わない限り成り立たない。
▼IBMはスマートデバイスが登場する前と後でビジネスのあり方を峻別している。銀行の勘定系などの伝統的なビジネスを温存しつつも、成長性のあるビジネスに最大限の投資をしている。SoftLayerやBluemixはその代表だろう。過去のビジネスモデルで売り上げが立ったとしても、一時しのぎに過ぎない。ITビジネスの成長は、環境に適応し、可能なら自ら新しい環境をつくり出すことにある。後ろを振り返らず、果敢に取り組んでいきたい。(寶)
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