今日のひとことWeb版
「首都」の落とし穴
2014/08/20 15:26
覚えておられる読者もいらっしゃると思いますが、6月4日、このコラムで「ヤンキー」の語源について書きました。そのとき、もともとはニューヨークの人々を指すヤンキーの語源はオランダにあることを説き、ニューヨークとオランダの密接な関係を説明するために、こう書きました。「(昔のNYは)オランダの植民地で移民が多く、オランダの首都にちなんでニューアムステルダムと名づけられたほど、オランダ色が濃い町でした」。ここで、首都の落とし穴に落ちてしまいました。
そう、アムステルダムは事実上、オランダの首都ではありません。正確にいえば憲法上の首都ではあるのですが、国会議事堂や中央官庁などの首都機能のほとんどは、北海に面した都市、デン・ハーグにあります。遅ればせながら、この場を借りて改めて説明し直しておきます。
ちなみに、夏休みは北海道の函館に行きました。函館(箱館)は大政奉還後の一時期、蝦夷共和国と呼ばれる旧幕府軍勢力の「事実上の政権」の拠点だったことをご存じでしたか。ということは、首都? え、どこの? もう頭がくらくらします。常にスマートフォンを片手に持ち、ウィキペディアを活用して、首都を正確に調べたいものです。(ゼンフ ミシャ)
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<今日のひとこと>日本のルーツはオランダ?
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