時計型のウェアラブル端末を購入した人に感想を聞いたところ、「スマートフォンを見る回数が減った」という答えが返ってきました。スマートフォンと連動して、LINEやFacebook、メールなどの着信情報を時計の文字盤に通知してくれるので、急ぎの用件のときだけスマートフォンを取り出して返信するようになったそうです。
スマートフォンが爆発的に普及したときも、同じようなことが起きた記憶があります。たいていの情報はスマートフォンの画面上でチェックできるので、パソコンを起動する回数が減ったのです。
つまりウェアラブル端末は、IT業界にとって、かつてのスマートフォンと同じインパクトをもつ可能性があるということ。
かつて、スマートフォンの新しいユーザーインターフェースを軽視してビジネスチャンスを逃した日本の電機メーカーの轍を踏まぬよう、今度こそしっかりキャッチアップして、いや、できればリードしていきたいものです。(安藤章司)
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ウェアラブルの時代はもう目の前に来ているメールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.7.17」より