今日のひとことWeb版
なんだ神田
2014/07/16 15:26
先日、あるIT企業への取材が決まったとき、先方から「では、弊社の大手町オフィスで」と連絡が入り、住所を確認したら、大手町ではなく、ご近所でした。「なんだ、神田じゃん」とダジャレを飛ばしながら、かつて自分も大手町駅をよく利用するのをいいことに、「勤務地は大手町」と言ったことがあるのを思い出して、ちょっと反省しました。
IT業界は、クラウドなど、格好のいい名前がついた技術が登場し、商材が多様化している環境下で、自社の商材を「ソリューション」として訴求して、提案内容を大きくみせる傾向があるようです。しかし、ユーザー企業が攻めのIT投資を掲げ、ITシステムによる事業展開の強化を目指すとき、求めるのは「見せかけ」ではなく「本質」です。IT企業は少し反省して、本当に必要なものを素直に提案する姿勢をもつことが必要でしょう。
記事では、インフラ提供という原点に立ち返ろうとしている兼松エレクトロニクスの菊川泰宏社長にインタビューして、提案の「本質」を追求する際のヒントを探しました。(ゼンフ ミシャ)
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兼松エレクトロニクス 代表取締役社長 菊川泰宏――原点に立ち返って「KELらしさ」で勝負
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