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しぶといXP

2014/05/23 15:26

 Windows XPのサポートが終了して、はや1か月。4月に入れば、増税の影響もあってPCの販売台数は減少するものと思っていましたが、いまだ乗換え需要は健在のようです。

 電子情報技術産業協会(JEITA)によると、今年4月のPC出荷台数は、前年同月比46.9%増の95万4000台。まだ市場には数百万台のXP搭載PCが残っているので、出荷台数はしばらくは増え続けるのでしょう。

 私がいる中国では、いまだに市場の7割のPCがXPといわれ、最新OSへの乗換えは進んでいません。それだけでなく、今月16日には、中国政府が政府機関で使用するPCにマイクロソフトの最新OS、Windows 8のインストールを禁止する通達を出しました。

 使用禁止の狙いについては、さまざまな憶測が飛び交っています。そのなかで有力なのが、政府機関が“脱マイクロソフト”を推進するという説。中国政府は国産Linuxの開発に力を入れており、これをXPの代替OSとして拡散しようとしているというのです。中国のクライアントOS市場がどのように変わっていくのか、その動向から目を離せません。(上海支局 真鍋武)

【記事はこちら】
4月のPC出荷台数は前年同月比46.9%増、JEITAが発表
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.5.23」より
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