今日のひとことWeb版
ロスに負けるな
2014/05/21 15:26
調査結果をブレイクダウンしていくと、おもしろいことがみえてきます。ハード面だけでは、シンガポール、上海、東京とアジアの都市が上位を占め、総合首位のロサンゼルスを超えています。つまり、経済成長が著しく、開発が盛んな上海や、複数の大型再開発プロジェクトで生活を改善した東京は、都市としての強みはもっていますが、それをソーシャルメディアや新聞でうまくPRできておらず、認知度が低いということ。言い方を変えれば、マーケティングの弱さが、アジアの都市のネックになっているのです。
グローバル化が進む昨今は、「都市」は世界の知能やお金を引き寄せ、経済や文化の発展に結びつける大きな武器。それには、世界の人々にいかにブランドを浸透させるかがキモになります。東京は、現在、国際観光の強化に取り組んでいて、アジアを中心に、海外からのビジターを増やそうとしています。これを成功に導くためには、インフラを整え、観光客向けのあらゆるサービスを提供すると同時に、海外に向けたマーケティング施策を強化する必要があります。ぜひITを活用した基盤を採用し、東京の強みを世界に発信して、ブランド力の向上に取り組んでもらいたいものです。(ゼンフ ミシャ)
【記事はこちら】
米ハワイ州観光局、日本人観光客向けのマーケティングにIBMの基盤を活用
【ここから『ガーディアン』の調査結果(英文)にアクセスできます】 http://www.theguardian.com/cities/datablog/2014/may/06/world-cities-most-powerful-brands-get-the-data
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