今日のひとことWeb版
終わりのとき、来たる
2014/04/11 15:26
サポート終了までのこの1年、日本マイクロソフトやPCメーカー、SIerなど、日本のIT業界が総力を挙げてXPユーザーのPC環境の移行を促進するキャンペーンを展開してきました。その成果は、如実に表れているようです。
調査会社のIDC Japanによると、2013年12月末時点で、XP搭載PCの法人稼働台数は、全PC稼働台数の17.1%にあたる617万台にまで減少。昨年10月に出した予測よりも、107万台多く移行が進みました。今年に入ってからも移行は順調で、最新の予測では、14年6月末には法人の全PC稼働台数の6.6%、241万台にまで減少するとしています。
終息に向かいつつあるXP移行ですが、「サポート切れ」には次があります。来年7月14日には、サーバーOS「Windows Server 2003」のサポートが終了するのです。法人市場に残る台数こそ「XP」より少ないものの、移行に時間がかかることを考えれば、時間的猶予はあまり残されているとはいえません。今年も、IT企業の手が休まることはなさそうです。(真鍋武)
【記事はこちら】
Windows XP搭載PC、法人での稼働台数が6月末には241万台に、IDC Japanが予測
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