今日のひとことWeb版
危険な勘
2014/04/02 15:26
現実はさておき、『灰色の虹』では、主人公の誤った逮捕・有罪判決に至る発端はベテラン刑事の「勘」でした。「こいつが犯人」と直感で決め込んで、逮捕状を取るために証拠をでっち上げます。悪意をもって、無罪と知っていながら濡れ衣を着せるのではなく、「オレは絶対正しい」と自分の勘を過信し、罪を犯していない主人公を刑務所に送るのです。
ベテランであればあるほど、勘を信じて疑わない。殺人事件は極端な例ですが、発注量を決めたり新商品を企画したりなど、企業でも、データなどの確かな裏づけをとることなく、勘で重要な判断をすることは多くあります。
いま、多くの企業では経営層の世代交代が進み、少しずつ「データ経営」に対するマインドが高まっているようにみえます。情報分析ツールをもつITベンダーは、提案のチャンスです。
作業服専門店チェーンのワークマンは、「データで決定する経営」に取り組んでいます。ITソリューションを導入し、勘による誤った判断をなくし、データ活用を事業の拡大につなげようとしているのです。記事では、この事例の詳細を紹介しています。(ゼンフ ミシャ)
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<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>発注の「勘」をシステム化 ビッグデータで流通経路を再設計
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