今日のひとことWeb版

経営と実働部隊に共通する「らしさ」

2014/01/29 15:26

 企業は、経営陣と実働部隊のウマが合い、事業展開について同じ方向を向くことで、ビジネスが初めてうまく回っていきます。情報サービス産業も例外ではありません。ITベンダーの社長にお会いすれば、現場でどんな人が働いているかをある程度想像することができるし、逆に現場のスタッフを見れば、社長の人物像が思い浮かびます。

 偶然ですが、『週刊BCN』は、昨年末、日本の情報サービス産業のトップ2社、NTTデータと野村総合研究所(NRI)の社長と営業マネージャーに取材して、「KeyPerson」と「営業マネージャーたちの最前線」で取り上げました。記事を読み比べると、おもしろい発見がありました。社長と営業スタッフでは、もちろん立場や話す内容は異なりますが、雰囲気が何となく似ているのです。

 年商1兆3000億円のIT企業の運営を統括し、「失敗を恐れることなく、大胆にグローバル展開に取り組む」と力強い言葉をいただいたNTTデータの岩本敏男社長。ここで公共営業を率いる阿部牧子さんも、岩本社長に負けないくらいの強気の姿勢で、新規顧客の開拓など新しいことに積極的に挑んでいます。一方、シンクタンク系のIT企業で、知的で落ち着いた雰囲気が漂うNRI。嶋本正社長と、NRI本体でコンサルタントを務め、いまは子会社のNRIネットコムで活躍する長濱淳一さんにも、相通ずるものを感じました。

 下のリンクから、それぞれの記事にアクセスできます。ぜひ、経営と営業に共通する“NTTデータらしさ”と“NRIらしさ”を実感してください。(ゼンフ ミシャ)

【NTTデータ編はこちら】
<KeyPerson>NTTデータ 社長 岩本敏男――グローバルビジネスの“第二ステージ”へ
<営業マネージャーたちの最前線 陣頭指揮で部下を動かす>10.戦うチームを率いる女性の大将

【NRI編はこちら】
<KeyPerson>野村総合研究所(NRI) 社長 嶋本正――「顧客価値を高める」の原理原則を徹底追求
<営業マネージャーたちの最前線 陣頭指揮で部下を動かす>14.ベテランを動かす元コンサルタント
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2014.1.29」より
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