今日のひとことWeb版
息を吹き返すか、組込みソフト
2014/01/16 15:26
過去を振り返れば、組込みソフト業界は「携帯電話」「情報家電」「車載機器(カーナビ)」の三種の神器を手にして、一時期は「技術者不足」が叫ばれていたほど隆盛を極めていました。ところが国内ベンダーの携帯電話と情報家電の事業が、事実上壊滅状態になった煽りを受けて、ビジネスは青息吐息。
車載系で細々と事業を続けてきましたが、最近になってM2Mとビッグデータの需要が顕在化。組込みソフト開発を強みとするSIerは、こぞって独自のM2Mプラットフォームやビッグデータ分析用のデータセンター設備を整備する動きに出ています。
組込みソフト技術は「日本のお家芸」とも言われるほど独自の進化を遂げてきました。この技術を絶やすことなく、M2Mやビッグデータという新しい分野で再び開花させてほしいものです。(安藤章司)
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