今日のひとことWeb版

銀行内の「お洒落スペース」

2013/11/12 15:26

 世の中には膨大な数のチラシが存在します。ふだん私たちは、能動的か受動的かはともかく、これらを何気なく手に入れて、用済みになればさっさと捨てるか、メモ用紙に使ったりします。インターネットが発達して、紙のチラシは以前に比べると減っているのでしょうが、それでも例えば旅行代理店の前を通りかかれば、ふと目に入った格安航空券や宿泊プランのチラシを手に取って眺めてしまうというのはよくあることでしょう。

 そんなチラシ類の不良在庫に悩んでいるのが、金融業界です。常に変動し続ける為替や金利、株価。次から次へと新たな金融商品を開発するのに合わせ、既存商品の情報も非常に難しい間隔でアップデートしていかなければなりません。しかし、どの銀行・金融機関も、顧客に配布するのに耐えうるレベルの印刷物を制作できるデザイナーや印刷設備を自ら抱えているわけではなく、外注に頼っています。

 琉球銀行は、そんな金融業界の「常識」を覆し、商業印刷の内製化を決断しました。そして、その拠点となる部屋は、「えっ、銀行のなかにこんな部屋があるの」と思わず声が出てしまいそうなお洒落な外装と内装に彩られているのです。ファシリティはすべてイタリア製というこだわりよう。いまでは、行員の間でも人気スポットになっているとか。果たして、琉球銀行の狙いは何なのか。ぜひ、記事でご確認ください。(本多和幸)

【記事はこちら】
<THE決断!ユーザーのIT導入プロセスを追う>名刺や営業用印刷物を内製化 6年越しのビッグプロジェクト
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.11.12」より
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