ITの聖地、米シリコンバレーの現在の姿。これを自信をもって発信できる日本のIT業界人はどれくらいいるでしょうか。

　トレンドとしては多くの情報サービス企業が「グローバル」を志向し始めてはいるものの、向かう先は成長市場である東アジア、ASEANがほとんどで、IT産業をリードする米国の情報に接する機会は、実はそれほど多くないと感じています。

　『週刊BCN』は、創刊1500号で紙面をリニューアルしました。この記念企画として、「シリコンバレーのいま」を追った特集と短期連載を掲載しています。現地で活躍する日本人への取材を中心に構成し、シリコンバレーの本社に勤務するEvernote Japanの外村仁会長の特別インタビューも掲載しています。

　サンノゼ（“San”Jose）を中心としたシリコンバレー、そして隣接するサンフランシスコ（“San”Francisco）は、いまも米国のIT産業の主役。まさに「Rising “San”」として、輝きを増しています。そんな空気を感じ取ってください。（本多和幸）

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Rising “San”――from San Francisco to San Jose　シリコンバレーは死なず　起業バブルの到来と現地日本人の視点