今日のひとことWeb版
ITで「Tokyo 2020」をスマートに!
2013/10/03 15:26
激しい反対闘争があった空港の歴史から考えると、セキュリティの徹底はしかたがないところかも知れません。しかし、パスポートの提示は面倒ですし、また私の知っている限り、こうしたゲートのある空港は世界になく、空港としての競争力の低下につながる心配もあります。
成田空港を運営する成田国際空港会社は、利用客の利便性の向上を目指して、9月末、2015年3月までに検問を廃止することを発表しました。以前から検問を「ノンストップゲート」化しようと、ITを活用したセキュリティシステムの導入を検討してきましたが、東京オリンピックの開催決定を機に、前倒しで進めることを決断したものです。
成田国際空港会社は、現在、このセキュリティシステムの開発をどこに発注するか、ベンダーの選定を進めています。空港向けセキュリティに強いNECは、今年3月18日から2か月間実施された実証実験に、警備システムを提供して参加しました。成田空港で、商機をつかもうとしているIT企業の一つです。
「Tokyo 2020」に世界各国の人々を迎えるために、空港をはじめ、街のインフラ改善が急務になっています。オリンピックをきっかけに、物理インフラにITを追加して、東京をスマートシティにしましょう。(ゼンフ ミシャ)
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NEC中国 スマートシティを実ビジネスに 10月にも重慶に子会社を設立
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