旅の蜃気楼
すばらしき哉! ホールインワン
2013/07/05 15:38
▼「拝啓 初夏の候、皆様には益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。さて私こと、このたび平成25年4月20日、鷹之台カンツリー倶楽部において、幸運にもホールインワンを達成しました。3番ホール142ヤードだったのですが、当日は大変グリーンが速く手前を狙って9番アイアンを選択したのが功を奏しました。ホールは少しドローめでピンに向かい、2バウンドくらいしてコロコロと転がってカップインするのが見えました。」
▼山田さんは誰もが認める凝り性で、自作PCの腕前は相当なものとか。といってもPCづくりはもともと本業だからあたりまえとしても、ゴルフの成績も立派なものです。山田さんは『BCN杯』の常連プレーヤーで、その腕前からすれば、実はそんなに驚いてはいません。驚きは達成した日時です。その翌日、4月21日は第33回『BCN杯』の開催日でした。当日は前夜からの豪雨が朝まで続き、プレーを中止して朝食会に切り替えて、山田さんともご一緒しました。なのに、その日はホールインワンを達成されたという情報を聞き出すことができませんでした。
▼どれほどの喜びであったのかは、挨拶状を読み続けるとよくわかります。「その後は気持ちが高ぶり、ゴルフの内容はよく覚えていませんので、何卒当日のスコアなどは聞かないでください。」としたためられていて、微笑ましい喜びの放心状態をうかがえます。私の机の上には、ホールインワン達成記念ゴルフボールが2個あります。山田さんのボールと、もう一つは2011年11月26日に達成したPCA専務の折戸泰樹さんのものです。折戸さんはその感動を「奇跡がおきました。ホールインワンは我がゴルフ人生の夢でしたので、ゴルフの神様からの授かりました」と、挨拶状で顕わにしておられました。
▼折戸さんもBCN杯の常連で、その腕前からすれば、あと必要なのは運だけという状況でした。折戸さんは前へ前へと自分を鼓舞しながら成果を上げるタイプで、山田さんは常に全体最適を考えながら打つ手を決めて、成果は結果というタイプなのです。ゴルフは人となりがよく現れるといいますが、ホールインワンの歓喜は皆さん尋常なものではないようです。私、奥田の実際は、1打でグリーンにオンすることはありませんので、神様も遠くから見守っているということでしょうか。それとも見放されているのかしら。それはさておき、3個目の記念ボールは、いつ、誰から送られてくるのか楽しみです。 (BCN会長・奥田喜久男)
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