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拡大する中国のビッグデータ市場

2013/03/27 15:26

 オラクルやIBM、富士通、日立製作所など、国内外の大手メーカーは、昨年から大量データの処理に適した垂直統合型システムの開発と販売に力を入れています。

 このタイミングは偶然ではありません。中国やインド、ASEANを中心とするアジアの新興国では、速いスピードで都市化が進み、政府や自治体では、市民の安定した都市生活を実現するために、交通やエネルギー供給、治安、福祉などの分野で大量の情報の処理・活用が課題になっています。

 ある国産メーカーの幹部は、「国内よりも海外を狙っている」と話しています。もちろん、国内でも展開していますが、外資にしろ国産にしろ、国内では導入が伸びないのが現状です。

 そうしたなかで注目されているのは、垂直統合型システムを基盤とするデータ処理のニーズが旺盛な中国です。中国のビッグデータ市場は、2016年までに100億元(約1500億円)に拡大することが見込まれています。最近の動きを現地で取材しました。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
中国のビッグデータ市場 100億元のビッグビジネスに成長 日系ベンダーは魅力市場の開拓に挑め
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.3.27」より
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