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DCビジネスは掛け算

2013/03/22 15:26

 東日本大震災以降、BCP(事業継続計画)やDR(災害復旧)の観点から、システム運用のアウトソーシングやバックアップの用途で、データセンター(DC)が注目されています。

 調査会社のIDC Japanによると、2012年のDCアウトソーシングの国内市場規模は、前年比9.9%増の1兆1298億円。11年~16年の年平均成長率は7.6%で、市場は堅調に伸びる見通しです。

 DCの新設も相次いでいますが、もはや堅牢な設備を整えるだけでは、他社と差異化を図ることは難しい状況になってきています。また、競合が激しくなったことで、コスト競争が始まっています。

 国内に16のDCをもつ富士通エフ・アイ・ピーも、横浜と大阪のDCを約2倍に拡張するなど、積極的な投資を行っています。昨年6月に社長に就任した浜野一典氏は、DCビジネスを「掛け算」と表現しました。(真鍋武)

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富士通エフ・アイ・ピー 社長 浜野一典
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.3.22」より
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