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東北の発展、ITベンダーに期待

2013/03/13 15:26

 東日本大震災から2年がたちました。岩手、宮城、福島の東北3県には、現在も多くの課題が横たわっています。最も大きい挑戦は、「復旧」から「復興」へ、そしてそれを「発展」につなげること。つまり、地元の長期的な経済成長に取り組むことです。これまで積極的な支援で復興に貢献してきたITベンダーには、発展に関しても活動が期待されます。

 地元のITベンダーにとっては、地域の発展だけでなく、自社の発展も重要です。収益性の高いビジネスを立ち上げて事業を伸ばし、雇用を生み出すことが必要です。収益性の高いビジネスに欠かせないのは独自商材。発展への取り組みをきっかけに受託開発への依存度を減らし、そのぶん独自商材の開発に力を傾けることが重要になってきます。

 3月11日、復興を支援する任意団体、ITで日本を元気に! が、東北の発展を応援するイベントを仙台市で開催しました。津波の被害や原子力発電所事故による放射能の脅威を念頭に置きながら、「復興支援のビジネス化」にスポットをあて、東北の発展にITベンダーがどのように貢献できるかを考えました。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
問われる東北の発展、ITで日本を元気に! などが仙台でイベントを開催
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2013.3.13」より
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