今日のひとことWeb版
目まぐるしく変わるアジアビジネス
2013/02/21 15:26
その一方で、ASEANへの拠点開設が勢いよく進んでいるのも事実です。
直近だけでも、野村総合研究所(NRI)が今年1月にタイに拠点を開設したのに続き、新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)やDTS、電通国際情報サービスも、今年3~4月にかけてタイやインドネシアに営業拠点を開設する予定です。
このほか、人月単価が中国・大連のおよそ半額といわれるベトナム、さらに安いミャンマーにオフショア拠点を拡充する動きも活発化しています。
これは、いわゆる「チャイナ・プラス・ワン」の流れなのか、広域化するアジアビジネスへの対応なのか、為替や物価、賃金が目まぐるしく変化するアジア市場へ適応なのか、あるいはすべてをひっくるめた動きなのかは、今後より注意深く見極めていく必要がありそうです。(安藤章司)
【関連記事はこちら】
国内有力ITベンダー ASEAN地域を重要地域に定める 複数の社長が方向性を明言
- 1
関連記事
グローバルデリバリーモデルへの移行 SIerの間に脱アジア偏重の動きが顕在化