野田佳彦首相が衆議院解散を宣言してから、世間は選挙一色。4日の公示以降、街の至るところで立候補者が演説していて、テレビや新聞も大きく報道しています。

　選挙の争点は大きく分けて三つ。消費税増税、TPP（環太平洋戦略的経済連携協定）、そして原発です。

　原発問題は、利用推進派と脱原発派の闘い。その是非はここでは取り上げませんが、エネルギー問題への関心が高まっているいま、新たなビジネスチャンスが到来していることは事実。例えば、IT業界では、使用量を見える化したり、自動で使用量を調整したりして、電力を管理するEMS（エネルギー・マネジメント・システム）が注目されています。

　太陽光発電などの代替エネルギーについても、さまざまな議論が巻き起こっています。サイバー大学の前川徹教授は、太陽光発電について、「発電コストが高くて不安定な電源を原子力発電の代替にすることはできない」として、代わりに地熱発電の推進を提案しています。（真鍋武）

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地熱発電が日本を救う サイバー大学 IT総合学部教授　前川 徹