Made In Japan Software Consortium（MIJS）が、中国・上海市で「MIJSカンファレンス in 上海 2012」を開催しました。

　参加者は約100名。MIJSの海外展開委員会に所属する企業の有志や、中国現地の日系ITベンダー、日系ユーザー企業などです。すべての参加者が、中国での可能性を見い出そうと、熱心に講演に聞き入っていました。

　海上保安庁の巡視船に中国の漁船が衝突し、日本と中国の外交問題に発展した2010年にも、MIJSは上海で「MIJSカンファレンス in 上海」を開催しています。開催の延期や中止を検討したそうですが、会員企業などから、「こんな時期だからこそ開催すべきではないか」という声が上がり、開催に漕ぎ着けました。

　今回も、「政治問題はいろいろあっても、MIJSのメンバーをはじめ、多くの日本企業は、引き続き中国を魅力ある国とみている」（美濃和男理事長）ことを訴えるために開催しました。懇親会で、MIJS海外展開委員会の内野弘幸担当理事は参加者に「中国は好きですか」と問いかけ、全員が一致団結したのが印象的でした。イベントに参加した企業が中国で活躍することに期待します。（佐相彰彦）

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