北斗七星
北斗七星 2012年9月3日付 Vol.1446
2012/09/06 15:38
週刊BCN 2012年09月03日vol.1446掲載
▼国境は、国が存在する限り永遠に存在する。世界史年表を見ると、それは国境の取り合いそのものだ。取り合いとは国の衝突にほかならない。話し合いで決着がつかない場合は、武力攻撃による決着となる。武力は弱肉強食の結果を生む。弱肉強食は生存のための行為で、負けた側の死を意味する。
▼日中韓の経済は垣根を越えてサプライチェーンが形成されている。それは宗教に似て、国境という垣根を越えて、目に見えにくいかたちで同化している。日中韓はすでに切っても切れない間柄になっている。日中韓の豊かさは一国に限ることなく、三国で共有すべきものだと考える。国境論争の行きつく先は不気味だ。人は豊かさを求めて生きている。豊かさを賭けた経済の土俵で戦いたい。(直)
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