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SAPの早期導入ソリューションが本格展開へ

2012/08/21 15:26

 SAPジャパンは、2011年5月、3か月以内という短期間で、安価にSAPソリューションを新規導入または追加導入できる「SAP Rapid Deployment Solutions(RDS)」の提供を開始しました。ソフトウェアライセンスや導入・教育サービスを含めて、価格は1000万円前後からに設定しています。

 SAPには、すでに中堅企業向けERP(統合基幹業務システム)で「SAP Business All-in-One fast-start program」という短期間・低コスト導入プログラムがありました。正直なところ、「RDS」との違いはわかりにくい……。独SAP幹部は、BCNのインタビューに対して、顧客にメッセージが十分に伝わっていないことを認めつつも、「すぐに違いを理解してもらえるようになる」と自信をみせました。

 そもそも「fast-start program」のような考え方自体が日本で受け入れられているのか、という疑問もあります。実際に、「他国よりも少し抵抗感がある」そうです。

 しかしいま、状況は変わりつつあります。「RDS」発売から1年以上が過ぎ、パートナー企業が提供する新製品が続々と登場しています。また、「RDS」を推進する組織も立ち上がり、拡販に向けた意気込みは十分です。(信澤健太)

【記事はこちら】
SAP、早期導入ソリューション「RDS」、「fast-start program」からの進化をアピール
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.8.21」より
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