ユーザー企業のなかには、大規模なシステムと数千台のクライアント端末を管理するにもかかわらず、システム管理者は数人というところがあります。こうした企業は、当然のようにIT予算も少なく、いかに万全の運用体制を組むかで、日々、頭を悩ませています。

　学習院大学も、その例に漏れません。大学に加えて高校と中学の基幹システムを運用し、3500台以上のクライアント端末を管理していますが、システム管理者は5人程度。

　そこで、まずはパソコンをシンクライアントにリプレースして効率運用を実現しました。それから月日が経過して、新たな問題となってきたのが図書検索や印刷用の端末でした。これまで専用機を使っていてコストをかけていなかったのですが、セキュリティなどの問題から、専用機も管理する必要性が出てきました。かといって、シンクライアント化するにはコストがかかる――。

　そのとき、あるメーカーの製品に目をつけて提案したのが、ジェイズコミュニケーションでした。学習院大学は専用機も効率的に管理できるようになり、非常に喜んでいます。案件獲得までの経緯を記事にまとめました。（佐相彰彦）

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＜THE決断！ユーザーのIT導入プロセスを追う＞学習院大学　ROI求めてシンクライアントを導入　管理軽減やセキュリティ強化に効果