北斗七星

北斗七星 2012年7月16日付 Vol.1440

2012/07/19 15:38

週刊BCN 2012年07月16日vol.1440掲載

▼ミャンマーのソフト産業をリードする人の話を聞いた。「ミャンマーの民主化は後戻りしない。絶対に後戻りしない」が最初の言葉だった。ソフト市場については、まだ緒についたばかりとの印象を受けた。日本に対しては「もっと世界に出て活躍してほしい。条件はすべて整っているが、ただ一つ、英語の習得だけが課題だ」。

▼世界は、常に隣国と連鎖しながら変化している。中国に隣接するミャンマーの動きが急になってきたのは昨年からだ。アウンサンスーチーさんの自宅軟禁が解かれて、2011年1月31日の総選挙後、初の連邦議会が開幕した。複数政党制による議会は49年ぶりだ。

▼これらの動きと呼応して、ミャンマーは親しかった中国との距離を広げ始めた。2012年4月1日にはミャンマー連邦議会補欠選挙が実施され、最大野党であるNLDの44人の候補者のうち、アウンサンスーチーさんを含む40人が当選するという大勝となった。これで大きく動き始めた。

▼ITの世界は地球規模で人がフラットに、オープンにつながることを意味している。そして、英語がそのツールになる。日本人が苦手な英語は、実践のなかで学んでいきたい。(直)
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