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家電量販業界の広がりに期待

2012/06/11 15:26

 家電量販業界の再編が進んでいます。最近話題を呼んだのは、ビックカメラによるコジマの買収。売上高は、ビックカメラが業界5位、コジマが業界6位で、この2社がタッグを組むことで2位のエディオンを抜き、トップのヤマダ電機に次ぐ売上規模になります。この大型買収で、ほかの家電量販店も黙ってはいられない状況になるのは必定。家電量販店の再編はまだまだ続くでしょう。

 業界の再編は、一社では生き残りが難しい企業が増えることで進みます。しかし一方で、規模の拡大で他社との競争を続けていても、今後、大幅に膨らんでいくとは考えにくい市場の枠にとどまっているのなら、本当の業容拡大は達成できません。ヤマダ電機がハウスメーカーを買収して住宅業界へ参入したように、大手家電量販店のなかには、家電量販の強みを生かしながら、他の業界に参入する動きが出てきました。業界の枠を越えた動きが、業界を活性化する――。そんな思いを込めて記事にしました。(佐相彰彦)

【記事はこちら】
続く家電量販業界の再編 枠を越えた新しい動きも
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.6.11」より
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