ランニング後にぴったりのカレー屋

　日本ヒューレット・パッカード（日本HP）の本社が市ヶ谷にあった頃、上原宏氏が頻繁に足を運んだのが、「欧風カレー ボンディ」の神保町本店だ。

　上原氏が「ボンディ」で食事するタイミングは、「ランニングの後」。走ることが趣味の上原氏は、「神保町近辺にはランナー用の着替え施設がいくつかあって、会社の帰りに神保町で着替えて、皇居の周りをよく走っていた」。ひと汗かいた後、「ランニング仲間は『ビールで一杯』となるが、私はボンディのカレーを選ぶ。『走り終わったらボンディに行こう』と思いながら、カレーを楽しみに走っていた」とか。

　チーズのかかったライスに、野菜・果物の甘みと、スパイスが混じり合ったコクのあるカレーは絶品で、「おすすめはチキンカレー」。茹でたジャガイモのバター添えが、必ず付いてくるのも、この店の魅力の一つという。

　日本HPの本社が江東区大島に移ったことで、「気軽に行くことができなくなってしまった」。大島の本社ビルは市ヶ谷の頃よりも立派で、最新のIT設備を備えているが、移転したことで、仕事の後の楽しみを味わうことができにくくなったことに少々ご不満とお見受けした。


東京都千代田区神田神保町2-3
神田古書センタービル2F
03-3234-2080
平均予算：1000～1500円