ウェブメディアには、過去の記事を簡単に閲覧できる利点があります。記事を書く立場としても、昔書いた記事を読んでいただけるのは、ありがたいことです。数年前の記事でも、そこに登場した企業が今、注目されれば、アクセスが急増することがしばしば。そんなできごとが、最近起きました。

　2007年11月に掲載したイーパーセルという企業のアクセス数が、今週急増しました。イーパーセルは、約1年前に米グーグルや米ヤフーなど、米国のネット関連企業13社に対して、自社の特許を侵害されたとして訴訟を起こしています。その事実を、今週『週刊ダイヤモンド』が記事にしました。イーパーセルの社名は一気に広まり、多くの方々がネットで検索して、BCNの過去記事にたどりついたのでしょう。

　イーパーセルは、大容量ファイルをセキュアな環境で送受信するサービスを販売するIT企業で、従業員は10人前後。そんな零細企業が、米国の超大手ネット企業と真っ向から勝負しているわけですから、注目されるのは当然です。

　5年前の記事では、イーパーセルの特徴を社長である北野譲治氏の人物像とともに紹介しています。ご一読ください。（木村剛士）

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＜FACE＞イーパーセル　北野譲治社長「『デジタル配送業者』の道を切り開く」