北斗七星
北斗七星 2012年3月12日付 Vol.1423
2012/03/15 15:38
週刊BCN 2012年03月12日vol.1423掲載
▼今、こんな英断が全国の自治体の長に求められている。東北地方の瓦礫処理が進まない。処理率は現在までにわずか5.6%。共同通信の調査によれば、瓦礫受け入れに8割の市町村が難色を示している。理由は処理施設の不足や放射性物質の不安という。
▼ちなみに福島県は100%県内処理を表明。他の二県も8割程度を地元で抱える。残りを他県へという話だ。震災直後に東北を救う“絆”を謳った首長や住民の思いは偽りだったのか。早急に受け入れ、復興支援に貢献すべきだ。
▼福島県内のIT企業は、中通りに集中しているため、物的被害は少なかった。だが、原発事故で他の二県に比べて復興に時間を要する。岩手や宮城のIT産業は、この1年で自活への道がみえてきた。残るは福島。全国から手を差し伸べてほしい。(吾)
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