旅の蜃気楼
六十の手習いでFacebook
2012/03/08 15:38
週刊BCN 2012年03月05日vol.1422掲載
▼せっかく思い立ったのだから、「Facebookの魅力はどこにあるのか」のテーマを念頭に置きながら使うことにした。まず感じるのは、トビラを開けばそこに友達がいるということだ。友達には新旧の違いと公私のカテゴリがある。が、友達として私の小さな頭蓋骨の中で存在している。コミュニケーションには循環と階層がある。コミュニケーションを交流の方式と捉えれば、その方式は科学技術の進展とともに変化してきていることがわかる。
▼Facebookは実社会での交流形態を基盤にして、ネットの世界でしか実現できない交流の仕方を取り入れている。リアルとサイバーの真逆の機能を融合させているところが魅力で、ビジネスモデル的にはその融合機能が強みだ。Amazonモデルと同様に、普遍的な存在感を醸し出している。真逆には距離がある。その距離の取り方が魅力と強さにつながっているようだ。
▼さて、最初にメールを発信したのは、いつなのかを探したら、あった。古い友人であるBill Smale氏との交流だ。Billから友達になりませんかのメールをもらって、それに返信した。
I am mailing to Bill at BCN offce, Hongo now, aikawarazu-desu.
2009年5月7日
と記録されている。「最初のきっかけをくれてありがとう、ビル」。次はTwitterに挑戦しよう。(BCN社長・奥田喜久男)
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