北斗七星
北斗七星 2012年2月27日付 Vol.1421
2012/03/01 15:38
週刊BCN 2012年02月27日vol.1421掲載
▼繰り返し閲覧すると、地震が起きにくいといわれる九州北部や中国地方に赤い点の表示回数が確かに少ないことがわかる。この逆回転映像があったらと思う。地震予知の研究は進んでいるが、天気予報のように事前対策を講じられるほどの予測は難しい。
▼気象庁の翌日予報は、82%の確率で当たる。晴れの予報で曇りの場合も「的中」なので、若干の誤差はあるにしても、衛星や全球気象通信システム(GTS)という世界規模の通信網で各国間が情報交換する仕組みが発達し、精度は日進月歩で高まっている。
▼天気予報システムのバックには超大型のコンピュータがある。過去のデータから類推すれば、雲の動きは容易にシミュレーションできる。東日本大震災から1年が経つ。この被害を教訓に地震予知にITが成せることをさらに深く研究してほしい。(吾)
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