まもなく東日本大震災から1年がたちます。この1年を振り返ると、「災害対策」と「事業継続計画(BCP)」という単語を、原稿で頻繁に使ったなあ、と改めて思います。被災の有無に関係なく、日本の企業は、この1年、万が一の事態に備えた対策を真剣に考えてきました。
大震災が与えたIT業界への影響をみれば、バックアップシステムの増強やクラウドの活用、在宅勤務を実現するITソリューションの導入を望むユーザー企業が増え、大震災で生まれた需要が強まった分野もありました。
そしてもう一つ目立った変化が、関西地区です。システムを関西のデータセンター(DC)に預けたり、バックアップシステムを関西に設置したり、「東京集中は業務の継続に最良の方法ではない」と考えたユーザー企業が、関西のDCを積極的に活用する気運が高まりました。
この1年、関西のDC需要を定期的に取材してきた記者がいます。その記者は、4月以降に、関西のDC需要が再び強まると読みました。「第三の山が来る!」。記事では、その理由と第一、第二の山についても触れ、この1年の関西DC需要を振り返っています。(木村剛士)
【記事はこちら】
関西地区のDC需要 4月以降に「第三の山」が出現メールマガジン「Daily BCN Bizline 2012.2.24」より