行きつけの店
大塚商会(上海) 総経理 岩宮 宏 氏
2012/02/23 19:47
週刊BCN 2012年02月20日vol.1420掲載
上海の地で里芋の煮っ転がし
店名の「おじゃれ」は、八丈島の言葉で「いらっしゃい」とか「来てください」の意味。八丈島出身の清楚な女将(松島文子さん)が手づくりの料理で出迎えてくれる。大塚商会(上海)の岩宮宏総経理がひいきにする理由は、きんぴらや里芋の煮っ転がしなどが口に合うということだが、それだけではなく、「女将さんが親切であたたかく、田舎に帰った気分で飲める」というのが本音のようだ。
中国・上海の地での心づくしの味は、日本からの赴任者に大歓迎されており、仕事を終えた日系企業各社のビジネスマンが三々五々、店に集まる。夜も深まれば、まるで東京の新橋あたりで飲んでいるような錯覚に陥るとか。
里芋の煮っ転がし18元(200円強)をはじめ、すべてが手頃な値段でおいしい。店の名物、八丈島の明日葉の粉末を入れた焼酎割りは、明日の活力になりそう。満たされた幸せな気持ちを味わえる店「おじゃれ」。「締めは、新鮮な『島寿司』を食べて、満足の気分で家路につく」と岩宮総経理。「おじゃれ」といわれなくても、また行きたくなる店だそうだ。
上海市長寧区水城路18号
和平広場2階(虹橋路付近)
021-6209-5387
平均予算:夜=200元(2500円)
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