旅の蜃気楼
釜山港へ帰るのではなく行ってみた
2012/01/12 19:47
週刊BCN 2012年01月09日vol.1414掲載
▼博多港に入ってみると、就航20周年と書いてある。待合室には大きな荷物を持った人、携帯電話で話す人。韓国語と日本語が入り交じっている。釜山港に到着すると、日本語対応が完備している。港から地図を見ながら国際市場まで歩いた。ロッテデパートがある。歩きやすい街だ。
▼国際市場の細い道の両側には、衣料品店や鞄屋が立ち並んでいる。食堂街もある。右に曲がったり左に曲がったりで、迷路を歩くようだ。御徒町のアメヤ横丁を歩いている気分になる。衣料品店に入った。「膝下まである靴下ありますか」「これでしょ。6足、1000円」。商談がまとまって、店の女主人と記念撮影をした。御徒町と博多と釜山が地続きのように錯覚しそうだ。次は築地市場のような釜山市民の台所である「ジャガルチ市場」に出向いてみよう。日中韓が一つの土俵にみえてきた。(BCN社長・奥田喜久男)
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