旅の蜃気楼

北京国際マラソンに参加して

2011/11/02 19:47

週刊BCN 2011年10月31日vol.1405掲載

【北京発】“秋高気爽!”。10月16日の日曜日、北京はまさに天高く爽快な秋晴れのマラソン日和だった。3万人を超すランナーが天安門広場からスタートし、北京国際マラソンの幕が開けた。フルマラソンのゴールは、北京オリンピックの会場となった鳥の巣だ。キヤノン中国がオフィシャルスポンサーとなる大会に招待されて、BCNの社内で足には多少の自信がある私(伊達和久)と近藤篤が参加することとなった。

▼キヤノン中国は、チームキヤノンを結成。昨年の倍の人数となる総勢597人が、お揃いの真っ赤なTシャツを着て北京市内を駆け抜けた。キヤノン中国の社員とその家族が、沿道から「加油!(がんばって!)」と大声で応援してくれる。走者と応援団が一体化することで“佳能(キヤノン)”に対する社員の帰属意識が醸成される様が、よくわかる。

▼キヤノン中国の小澤秀樹社長は4kmを走破。終始ペースを崩さず、並走するカメラマンに手を振って応えるほど余裕があった。ただでさえ目立つ長身に加え、頭には朝6時の集合時から走り終えるまで、ずっと豹柄のかぶり物。ゴール直後には、「この調子でいけば、9kmも走れたね」と笑顔でコメントしてくれた。

▼今回、BCNからフルマラソンに出場した近藤君。初の中国出張だが、「35km過ぎで、両足がつりました」と言いながら見せてくれた完走記録証には、3時間48分4秒と刻まれていた。その記録証も、実はゴール地点にずらりと並んだキヤノンのプリンタですべて出力されていた。お見事!(BCN中国事業推進室室長・伊達和久)

天安門広場がスタート地点。佳能(キヤノン)の旗がはためく

沿道のキヤノン応援団

ゴールしたキヤノン中国の小澤社長

フルマラソンに挑んだBCNの近藤君
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