今日のひとことWeb版
社長人事、驚かないIBM社内
2011/10/31 15:26
今年2月、筆者は米フロリダ州オーランドで開催した「パートナーワールド・リーダーシップ・カンファレンス」を現地で取材していましたが、この時点で、すでに「本命はロメッティ」との声があちこちから聞こえていました。歴代のIBM社長は60歳で退いています。パルミサーノ会長が60歳を迎える今年中に次の代表が指名されることがわかっていて、関係者は口々に噂していたのでしょう。
新社長と名刺交換をしたとき、物腰がとても柔らかい方という印象で、とても巨人IBMをこれから切り盛りする方とは思えませんでした。筆者も会場のあちらこちらを回っていましたが、とにかくロメッティ氏をよく見かけ、パートナーの方々と長時間談笑していたのを記憶しています。実は二番手、三番手の候補の方とも名刺を交換したのですが……。いずれにしても、人材豊富な印象を受けるベンダーです。
パソコン事業を切り捨てるなど、パルミサーノ氏が築いたサービス路線をどう継承するか、ロメッティ氏の手腕に今から注目です。改めて自分のノートを読み返し、彼女の発言の研究を始めます。(谷畑良胤)
【記事はこちら】
米IBM、来年1月1日に社長交代、上級副社長のバージニア・M・ロメッティ氏が昇格
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