いまさら聞けないキーワード
<いまさら聞けないキーワード>LAN/WAN
2011/10/27 15:26
週刊BCN 2011年10月24日vol.1404掲載
LAN(Local Area Network)は、コンピュータ同士をつなぐネットワークのことで、基本的には同一の建物内のネットワークを指している。建物内のPCとサーバーがLANケーブルやハブと呼ばれる集線装置などを使って構築したネットワークでつながっていることで、社内でさまざまな電子ファイルや、1台のプリンタなどを共有して使うことが可能になるというものだ。またすべてのPCから、インターネットに接続することもできる。
さらに、拠点同士のLANを光ケーブルや電話回線、同軸ケーブルなどの専用回線でつないだ国内外に及ぶ広域なネットワークを「WAN(Wide Area Network)」と呼ぶ。
世界規模の広域なネットワークとしては「インターネット」がある。そのインターネット上に落ちているさまざまな情報をみてみると、WANとインターネットを「同義」としているものやインターネットは不特定多数のユーザーが利用する「開かれたネットワーク」であるのに対し、WANについては、同一組織が利用する「閉じたネットワーク」に限定することで、違いを定義づけているものもあるようだ。
WANの種類の一つとして、「VPN(Virtual Private Network)」がある。インターネット接続事業者の通信回線網やインターネットなどの公衆回線を利用して、あたかもそれが専用回線であるかのようにみせる技術であり、安価に構築できるという利点がある。暗号化などにより、セキュリティレベルを高くすることで、情報漏えいや盗聴リスクが低いなど、VPNにはメリットが多くある。
年々ネットワークでやり取りするデータが増えているなか、「遅い」を解消するWANを高速化する製品が注目されている。
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