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今度はNAS、日立のSMB市場進出

2011/09/30 15:26

 「JP1」という情報システムの運用を助けるソフトは、多くの大手企業に支持され、世界でも納入実績が多いヒットソフトです。開発元は日立製作所。

 2009年秋、日立はこの分野で、大企業だけでなく、中堅以下の企業でもシェアを獲ろうと「JP1/Desktop Navigation」という安価で操作が容易なツールを開発。中堅・中小企業(SMB)市場に進出しました。

 そして今年秋、今後はNASでSMB市場に触手を伸ばしました。エントリー機種では100万円を切る低価格と、設定が10分という容易な操作などが売り。販売パートナーがクラウド事業を手がけやすい仕掛けも用意しました。

 SANという大規模なストレージ製品が得意の日立が、低価格で扱いやすいNASを提供――。2年前の運用管理ソフトのパターンとよく似ています。

 「日立がSMBを本気でやるのか」。業界からはそんな声も聞こえてきそうですが、本気も本気。関連する複数の幹部への取材で、そう感じました。

 日立の広報担当には「機能のPRがない」と小言を言われそうですが、その意気込みを伝えることだけにこだわった記事を書きました。ご一読頂ければ幸いです。(木村剛士)

【記事はこちら】
“保守的”な日立の大胆な目標 SMB向けのNASでシェアを8倍超に
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.9.30」より
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