在日米国人と日本人の交流の場

　今年7月にネットワーク機器メーカーのF5ネットワークスジャパンの社長に就任したアリイ・ヒロシ氏。「行きつけのレストランや飲み屋はあまりないが……」と言いながら、このコーナーでは少し異色なスポットを紹介してくれた。アリイ社長がよく足を運ぶのは、東京港区の麻布台、ロシア連邦大使館の隣にクラブハウスを構える東京アメリカンクラブだ。

　1928年に設立された東京アメリカンクラブは、国籍を問わない会員制の社交クラブである。現在の会員数は約5000人。複数のレストランや宴会場、図書館、プールといった設備を備えており、アメリカ人と日本人を中心とする会員は寛ぎながら交流を楽しむことができる。98年にコンテナ船会社のP＆Oネドロイド（現APモラー・マークス）のアジアパシフィック責任者として日本に赴任したアリイ社長は、東京アメリカンクラブを訪れて、海の向こうの雰囲気を味わうのが好きだそうだ。

　ちなみに、東京アメリカンクラブの会員になるためには、既存会員二人以上の推薦と、英語の面接を受ける必要があって、なかなかハードルが高い。


東京都港区麻布台2-1-2
03-4588-0381
★会員制