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外資系企業にとっての「聖なる存在」

2011/09/07 15:26

 『週刊BCN』では、昨年から中国の現地取材に力を入れています。中国に進出した日系ITベンダーの経営者に現地事業について聞くと、「地場企業をパートナーとして獲得することが喫緊の課題だ」と語る方が実に多くいらっしゃいます。中国では、日本企業は「外資系企業」であり、したがって、現地での幅広いパートナー網を構築するのは、事業展開に欠かせない重要な基盤になっています。

 視点を変えると、日本で事業を展開する欧米などの外資系企業も、海外の日系ベンダーと同じ課題に直面していることがわかります。日本で外資系メーカーがひしめいているのは、通信機器業界。彼らには、販売パートナーを積極的に支援するという共通点があります。このことから、外資系企業にとって地場パートナーが「聖なる存在」であることが実感できます。

 このほど社長が交代したF5ネットワークスジャパンは、事業を拡大するために、パートナー各社の得意分野に合わせてパートナー別の事業プランを立てていきます。記事では、F5のパートナー戦略をはじめとして、新社長のアリイ・ヒロシ氏が描く経営戦略をまとめています。(ゼンフ ミシャ)

【記事はこちら】
<KeyPerson>F5ネットワークスジャパン 社長 アリイ・ヒロシ
メールマガジン「Daily BCN Bizline 2011.9.7」より
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