東北地方太平洋沖地震が起きてから、今日でちょうど1週間がたちました。

　警察庁の調べによる被害状況は、3月17日10時時点で死者5178人、行方不明者8606人。建物は全壊3562戸、半壊8429戸、全焼137戸。わずか2分間の揺れとその後の津波が、多くの人命と、街そのものを奪っていきました。そして岩手県、福島県、宮城県では37万4640人もの方々が避難生活を送っています。

　東京は、福島第一原子力発電所の放射能漏れや、計画停電などの影響はありますが、交通機関はほぼ回復し、ここ数日でだいぶ落ち着きを取り戻しました。しかし、「復興」という言葉を発するのがまだためらわれるほどの被災地の映像を見るにつけ、そこにいらっしゃる方々のことを思い、心が痛みます。

　窮地に立つ方々を、少しでも早く救いたい――。多くのIT企業は、この1週間で多くの支援策を用意しました。それぞれの「復興を支援したい」という思いが伝わってくる内容です。

　IT専門紙の立場から、これらの情報を可能な限り多くの方々に知っていただくことがわれわれの役目だと思っています。支援を求めている人と支援を行っている企業・人の橋渡し役を担い、引き続き震災関連の情報を提供していきます。（木村剛士）

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