こだわり抜いた十割蕎麦

　「誰一人、私の自慢の店に異を唱えた人はいない」。リード・レックスの梶山桂社長が絶対の自信をもって勧めるのは、「蕎麦の膳 たかさご」だ。

　東京・市谷のリード・レックス本社から徒歩で3分ほどの場所に店舗を構える。これまでに蕎麦通を自認する友人や知人を自慢げに連れて行ったのだとか。「フランスのシラク前大統領もファンだと聞いている」。

　もともとは「7、8年前に食通であるオープンテクノロジーズの三田守久社長に紹介してもらった」のがきっかけ。教えてもらうまでは店の存在に気がつかなかったそうだ。

　外観はあまり目立たないが、暖簾をくぐると、細部まで目が行き届いた調度品が店内の落ち着いた雰囲気を醸し出している。

　もちろん、「たかさご」の一番のこだわりは、蕎麦にある。茨城県山方町の生産者から玄蕎麦を購入。店舗の地下で皮挽き、石臼挽きなどの作業をして製粉している。蕎麦はすべて十割で打っているという。

　三代目店主である主人は、東京・檜原村や日の出町に畑を所有し、講師を務めるNHK文化センターの蕎麦打ち教室の受講生とともに蕎麦を栽培・収穫している。


東京都新宿区中町22
03-3260-3908
平均予算：1000円～1999円（昼食）