旅の蜃気楼
スマートフォン市場、満開の予感
2011/02/10 15:38
週刊BCN 2011年02月07日vol.1369掲載
▼メタセコイアを見たいと思ったら、大塚商会の本社を訪ねることにしている。社屋の脇の並木がそうだ。創業者の大塚実さんがこの木がとても好きで、ロケ地の旅に同行した折に見る機会があった。これを機に、メタセコイアと韓流ドラマが気になり始めて、「ちょっとソウルに出かけてくる」ようになった。キムチも美味しいが、これからは時間をつくって、好きな焼き物の窯元を訪ねてみたいと思っている。
▼スマートフォンさえあれば、ソウルにいようが、釜山にいようが、メールでも電話でも、リアルタイムに仕事ができる。ビザが不要だから、飛行機のチケットとホテルの予約を取れば、渡航できる。国内の旅と同じ手軽さだ。現地に到着して最初の行動は、スマートフォンでマップを開いて、「現在地」をタップすること。街を歩く時も、タクシーに乗って少し不安な時も、スマートフォンのマップが現在地を教えてくれる。
▼年明けに韓国の友人が突然訪ねて来た。もう10年以上のつき合いで、彼は72歳になる。「これ、便利ですよ」と目の前に出してきたのが、ギャラクシー。相当使い込んでいる様子だ。大手販売店の創業者に会った。「海外の子どもとスカイプで話してるよ。便利だね」。どうもギャラクシーのようだ。スマートフォンは昨年からの人気商品だ。本格的なスマートフォン市場の開花に向けて、周辺機器と、アプリの発売が続きそうだ。(BCN社長・奥田喜久男)
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